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プロジェクター

わかりやすい授業の構築を目的に、小中学校の普通教室に241台導入

授業中の様子

宮古島市立南小学校の普通教室に設置された『MC-TW3506J』

沖縄県宮古島市では、教育の情報化の実現に向けて「宮古島市教育情報化推進計画」を策定。
2018年度〜2022年度までの5カ年計画で、小中学校に必要なICT環境を整備する方針を掲げている。こうした中、ICT授業に欠かせない大型提示装置として普通教室に241台導入されたのが、マクセルの電子黒板プロジェクター『MC-TW3506J』だ。本事例では導入の決め手を教育委員会に聞くとともに、小学校での活用の様子を紹介する。

授業での使いやすさを求めて

「ICT活用の目的の一つであるわかりやすい授業の構築を目指し、昨年度から導入を始めているのが大型提示装置(電子黒板)です。教室には、1年目の経過を踏まえさらなる使いやすさを求め、『MC-TW3506J』と82型インタラクティブボードとの一体型電子黒板を採用し、9月末に全学校への設置を終えたばかりです。現在は先生方に操作に慣れてもらう段階。まずはデジタル教科書や既存の教材コンテンツでペン機能を活用してもらえれば」と期待を語るのは、教育委員会の下里 朋子氏だ。
その言葉通り、『MC-TW3506J』は直感的に分かりやすいシンプルなインターフェースによって、ICTに不慣れな教員でも簡単に電子黒板機能を活用し各種教材・コンテンツを利用した授業もスピーディーに行える。また、学校現場で定評のある高機能な電子黒板用ソフト「StarBoard Software(以下 「StarBoard)」と称する」を教員用PCにインストールしており、授業での効果的な演出や教材づくりも可能だ。
一方、明るい教室でも鮮明な映像を可能にする3700ルーメンの高輝度や、映り込みが無いといった点も、一斉導入を計画する自治体にとっては大きなメリットだ。

学習として定着させたいポイントを大画面表示し分かりやすく説明

ペン操作しながらの説明

大画面上でPC操作ができる。

今回、導入校の1つ、市立南小学校の垣花 秀幸教諭による3年・算数の授業を視察した。ここでは、今日のめあてとなる「円の中に正三角形を書く」方法を伝えるために、StarBoardで作成した図形やワークシートの回答を提示。ペン操作で画面を変えながら、分かりやすく説明していく。さらに、実際に児童がコンパスと定規を使って書く様子をタブレットPCのカメラ経由で投影する演出も取り入れていた。
『MC-TW3506J』の導入効果について垣花教諭は「今日も友達の発表画面を見て、
”こうすればいいんだ”と気づいた子もいたように、学習として定着させたいポイントを分かりやすく表現できるのが魅力です」と話すとともに、子どもたちの発表する意欲が高まったことをもう1つの効果に挙げる。
「これまでは自分の考えを、ワークシートやホワイトボードにまとめ発表するだけでしたが、今は大画面に投写しながら発表できるので、内容も伝わりやすくなります。また、算数の計算問題も積極的に前に出て解くようになるなど、電子黒板を使うことをみんなが楽しみにしています」と手応えを披露。今後は教材づくりを進めて授業の効率化を図ったり、保存したデータを学習の振り返りに活用したりと活用を深めていく意向だ。

活用状況を確認しながら今後の利活用を高めていく

宮古島市教育委員会 学校教育課の先生

右から、宮古島市教育委員会 学校教育課 下里 朋子氏、垣花 秀幸教諭、ICT支援員の砂川 浩子氏と立津 奈美氏

今回の一斉導入にあたってはメーカー側の支援も大きく、「学校で使いそうな機能に合わせStarBoardの設定支援や、研修の開催、機能説明動画等の資料作成も積極的に行ってくれました」と感謝の意を語る下里氏。それでも、「実際に授業で活用するには操作への慣れはもちろん、ICT支援員などのサポートも引き続き必要になる」と指摘する。
「導入から3カ月が経過し、どの先生もひと通り活用してみたところだと思います。この時期に活用状況を把握することが必要だと考えており、ICT支援員と共に各校の巡回などサポートに力を入れたいと考えています。それを今後の利活用を高めるヒントに生かしていきたいですね」と抱負を語った。

(学習情報研究 2020年3月号に掲載)

宮古島市教育委員会 様にご採用いただいた導入機器